車輪の独り言

書きたいことを無責任に適当に書きます

オタクとみる映画 "ボヘミアン・ラプソディ"編

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お久しぶりです。しゃりんです。

 

 

この記事はTCU-CTRL場外乱闘 Advent Calendar 2018 - Adventar 9日目の記事です。

 

 

9日目担当たちさんの記事はこちらです。

tachikawa.hatenadiary.com

 

経験者の方のこう言った文章は貴重ですよね、私もお絵描き再開してみようかなと思いました。

 

さて、ずっと何書こうか迷っていたのですがしゃりんプレゼンツゲームオブザイヤー2018をするかガジェットオブザイヤー2018をするか決まりかけていた時に戦争の英ゆうのノベライズにしようと迷走し、最終的には昨今人気爆発中の映画、「ボヘミアンラプソディー」のn番煎じレビューをしたいと思います。

 

未視聴者向けのネタバレなしで魅力を頑張って語ります。ご安心を。

 

ちなみに個人的ゲームオブザイヤーはMarvel's Spider-manです。久々にトロコンしましたおすすめ。

 

 

はじめに

 

皆さんはクイーンと聞いて何が思い浮かべますか?僕はカードのトランプですね。

 

Killer QueenとかAnother One Bites the Dustと聞いて何が思い浮かびますか?僕は吉良吉影ですね。

 

We Wii Rock Youと聞いてやっと「あぁバンドね、あれクイーンが歌ってるんだ」って感じになるオタク、多いんじゃないでしょうか?

 

 

こんなクイーンファンが聞いたら怒りそうなクソオタクが映画見終わったらYouTubeでライブ映像探してサントラずっと聴くようになる、そんな魅力がこの映画にはあります。

 

昨今テレビやネットで話題沸騰しているこの映画のレビューをなぜ今更書いているのかというと、かなり機会損失しているオタク多いんじゃないかと思ったからです。

 

まず予告編をどうぞ!


映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

 

視聴済み兄貴達はウッと来るんじゃないでしょうか?

 

視聴前に私がこの予告をみて感じたのは「ああ、クイーンファン向けの伝記映画なのね」という感想でした。正直特に注目してなかったのです。

 

個人的に伝記映画ってあまり当たりに出会った記憶ないんですよね、とかこれ見たときは思ったんですけどありましたね、イミテーション・ゲーム大好きでした。

 

しかしこの予告視聴時の考えは見事にいい方向に裏切られました。この映画は「クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを基にした"ボヘミアン・ラプソディ"という映画」だったのです。

 

今思えばタイトルが「Life of Freddie Mercury」とか「Queen」ではなく「ボヘミアン・ラプソディ」なのが全てを物語っていますね。

 

 

クイーンに関して

 

まずクイーンについて映画見る前と見終わった後にざっと調べた知識で語ろうと思います。

前述の通りファンでも何でもない男が数日ググった知識なので間違っている点などあるかもしれないです。ファンの方や知識がある方はぜひ指摘してください。あとごめんなさい。

 

クイーンは1973年にデビューしたイギリスのロック・バンドで、アルバム・シングルが合計5億枚以上売れたという正真正銘、レジェンドのロック・バンドです。

 

代表曲を少し挙げると

何かしら見た事ある曲名が並んでるか、または聞いてみるとCMで流れてたなみたいなものがいっぱいあると思います。まだまだあるんですがもう書ききれません。

 

オタクが真っ先に思うのはジョジョ吉良吉影でお馴染み、キラークイーンとバイツァダストでしょう。他にはレディー・ガガの由来は上にもある「Radio Ga Ga」だったりします。

 

このように聞き覚えのあるものや様々なものに影響を与えた。伝説という言葉が正しいバンドです。

 

ただでさえここまで有名な曲を生み出しているバンドですが、このバンドをさらに伝説的存在にしている大きな要因の一つに、ボーカルのフレディ・マーキュリーの突然の死があります。

 

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フレディ・マーキュリーはその圧倒的なカリスマと美声によってクイーンを唯一無二のバンドにしました。

 

しかしそのフレディ・マーキュリーはバンドの人気が衰えない1991年に、当時まだ不治の病であったHIVによる免疫不全によって起きた合併症によって死去します。

 

この映画、"ボヘミアン・ラプソディ"はこのフレディ・マーキュリーが他のメンバー3人とクイーンを結成して、1985年に行われた最大のチャリティーコンサートであるライブ・エイドまでを描いています。

 

 

なぜオッサンが死ぬ話でオタクが泣いたか

 

ここからはちょっと映画の内容に突っ込んだ話をしていきますので、真っさらな心で楽しみたい!という人はいますぐ閉じてチケット予約ページを開きましょう。

 

ニュースや多くのメディアでも取り上げられている今作、なぜクイーンをロクに知らないオタクが泣き、世間でここまで評価されているのかを考えていきたいと思います。

 

この映画が非常に評価されている要因としては、「クイーンの伝記映画の皮をかぶったエンターテイメント映画」という部分が大きいと思います。

 

というのも、細かい部分はネタバレになるので伏せますが

かなり史実と違う、独自の設定

というものがあります。

 

出来事の順番や事実と違う点が無視できないレベルで複数あるんですね。

 

例えるなら本能寺の変で信長死亡直後に関ヶ原の合戦徳川幕府誕生、くらい歴史と違う設定が取り入れられています。

 

なのでどうも往年のファンの方は結構不満みたいです。こんな改変されたら秀吉の立場がないでしょう。

 

しかし、この史実と違う設定がこの映画に深みを与えています。映画のテンポも良くなり物語の進行も非常に掴みやすく、フレディ・マーキュリーの人生をより波乱万丈のものに感じさせてくれます。

 

しかし荒唐無稽な設定が追加されている訳ではなく、そこが非常に絶妙なバランスでこの映画を面白い作品にしています。

 

この点に触れるとネタバレになってしまうので抽象的な解説になってしまいますね…

 

 

そして事実、このフレディ・マーキュリーという男の人生は波乱に満ちています。

 

まずフレディの両親はインド人であり、彼自身もイギリス育ちであるもののイギリス生まれやイギリス人の血が入っている訳ではないのです。

彼自身もその点にコンプレックスを持っていたようで、フレディもマーキュリーも本名ではありません。

 

また彼はバイセクシャルであり、男女ともに複数の愛人を持っていたようです。結婚もしていたのですが離婚しています。

 

 

この点は映画でも大きく取り上げられており、人種問題、セクシャリティの問題、そして病気、これらの要素は奇しくも昨今のヒット作では良く見受けられるものです。

 

 

他にも様々な要因はあるかと思いますが大きくはこの要素でしょう。

クイーンの伝記でもフレディ・マーキュリーの伝記映画でもなく、「多くの人々から愛され、それゆえに愛を見失ったBohemian(放浪者)」の話、それがこの映画の本質だと思います。

 

故にタイトルは「Bohemian Rapshody」であり、事実映画と曲の歌詞は見事にマッチしていると思います。

 

 

長ったらしく解説してきましたが、要はクイーンを知らなくても楽しめる、今年最高クラスのエンタメ映画に仕上がってるってことです。

 

 

なんでこれを書いたのか

 

なんでゲームの話とかガジェットの話をカットしてこの記事を書いたのかというと、

ちなみにベストオブガジェットはiPad Proです。生活変わるので予算があればぜひ。

 

映画を最高の状態で楽しめる期間は有限

 

だと個人的に思っているからです。

 

今だと配信サービスなんかで見ちゃう人がほとんどだと思うのですが、最近の映画館は非常に進化していて、IMAXだとかDolby Atmosだとか、様々な設備の規格が昔と違ってあります。

 

当然製作陣も規格に合わせて映画の制作を行います。

 

画面に関しては今の個人のデバイスも綺麗なのでそこまで大差ないのですが、問題は音響です。

 

例えばIMAXであれば12.1ch(12個のスピーカーチャンネルに1つの低音用サブウーファーの構成)の構成の劇場があったりします。

 

Dolby Atmosであれば音声をオブジェクト化し、天井のスピーカーと合わせて立体的な音を構築します。

 

これを前提に作られている映画が大作だと今はほとんどです。

 

 

そんな映画、スマホと手持ちのイヤフォンでフルで楽しめるでしょうか?

 

答えはおそらくノーです。比較にもなりません。

 

配信なんかでいい映画を見つける事は私もあったりするのですが、残念ながら映画館での上映が終わっているケースがほとんど、その映画を完全な状態で楽しむことはもうほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。

 

特にこのボヘミアン・ラプソディーという映画は合間に流れたり、BGMとして流れるクイーンの名曲の数々が非常に大切な役割を担います。

最後のライブシーンなんかはもう、こう言っちゃなんですがイヤホンで聞いて欲しくない!

 

なので私としては是非、是非!映画館で観に行って欲しい!欲を言えば比較的新しめなところで!!

 

となってしまうのです。少しでもこの気持ちが伝わっているでしょうか?

 


幸いまだ数字が衰えないどころか"君の名は。"以上に伸び続けている謎の映画なのでロングランはするかと思いますが、忙しい時間の合間を縫って行く価値のある一本だと思いますので是非行ってください。オススメします。

 

番外編 最強の映画館はどれ?

 

ここからは番外編です。

 

間違いなくボヘミアン・ラプソディは今年最強クラスの映画ですが、最強の映画をわざわざ観に行くのであれば最強の映画館で観たいという人、いるんじゃないでしょうか?

 

今回はそんな質問が来ると決め打ちして、個人的なその答えで今回は締めようと思います。

 

IMDBという映画情報サイト(クソナガエンドロール以上の事が書いてある、すごい)のTechnical Specによると、ボヘミアン・ラプソディーDolby Atmosでミックスされているということがわかります。

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つまり、音響に関してはDolby Atmosで上映している劇場が製作陣の意図したミックスで聴ける映画館ということになります。

 

そもそもDolby Atmosって何だよ?という人は以下をご覧ください。

www.dolby.com

 

ホームシアターで実現することも可能なのでクリスマスにいかがでしょうか?

 

とりあえず、最強の音響環境はDolby Atmosです。では劇場を探しましょう。

 

上映している劇場はいくつかあり、TOHOシネマズですと以下の劇場になります。

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アクセスと今年開店という新しさから私は、「TOHOシネマズ日比谷のDolby Atmos上映」を国内最強の上映だと結論付けたいと思います。

 

是非映画館で、欲を言うならIMAXDolby Atmosで見てみてください。素晴らしいおり音でより感動できるはずです。

 

僕もDolby Atmosはまだなので、今度行ってきます。


明日はPZOG君の記事です。漫画マスターの記事楽しみですね。

 

しゃりん